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サビ転換剤のテスト
赤サビが発生した鉄材の黒サビへの転換テスト
鉄製品は、経年により酸化が進行し赤サビが発生・増加します。そのまま放置すると、金属の強度が低下したり腐食が進行したりするおそれがあり、さらにその状態で上塗り塗装を行うと、浮きサビの原因にもなります。
この赤サビを黒サビへと転換し、黒化安定させることで浮きサビを防ぎ、ケレン作業の負担を軽減できるのが、「サビクロス」です。
サビクロスの特長
従来品の水溶性タイプと比較して乾燥性が2/3に短縮、液の分離や固まりが起こりにくい成分処方です。
テスト開始
今回は赤く錆びた鉄の棒を用意し、サビクロスを1回~2回塗り、さらに上塗りのテスト施工を行い、実際にどのように錆が「赤⇒黒」に転換されるかの確認を行いました。
テスト写真 | ![]() |
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①赤サビの状態
本来の赤サビが発生している状態で、このまま上塗りすると浮きサビの原因にもつながります。
今回はテストのためそのままサビクロスを塗りますが、通常は必要に応じて一般的なケレン作業をおこないます。
➁サビクロス1回塗り
サビクロスを赤サビの上から1回原液のまま塗った状態です。
この時点で黒く転換されていることが確認できます。
➂サビクロス2回塗り
サビクロスを1回塗りから約30分後に再度塗った状態です。1回塗りと比較して、さらに黒く転換されていることが分かります。
※本品は2回塗りを推奨します。
④完全乾燥後に上塗り
完全乾燥した4時間後に上塗りを行いました。
※今回は「ステンレスコート」を上塗りしています。
まとめ
以上の通り、赤サビから黒サビへの転換の様子と作業の流れをご紹介しました。
鉄部品や鉄資材のサビ補修にぜひ「サビクロス」をご使用ください。
この事例で紹介した内容