お知らせnews
耐熱・耐候クリアコートの防錆テスト
金属板にハネルコートVを施工した耐塩水性のテスト
耐候性(防腐・耐熱・耐水・防錆・耐酸)に優れた無色透明の光沢皮膜形成耐熱塗料「ハネルコートV」は、短時間であれば230℃の高温にも耐えられることが大きな特徴の一つですが、耐水や防錆効果もあるため水回りへの使用にも適しています。
例えば、雨や雪への耐性を活かす屋外タンクやトタン屋根などにも使用でき、港や海近郊の塩害防止・防錆にも最適です。そこで今回は、塩水を使用した耐水(防錆)性についてのテストを行いました。
洗浄箇所:金属板(鉄)
使用液剤:ハネルコートV
テストのためブリキ板の表面をやすりで磨いて地の鉄を出しました。
液剤塗布 |
---|
鉄製の金属板の、右側にハネルコートVを塗布(2回塗り)、左側は何もしない状態にしておきます。
写真ではややわかりにくいですが、ハネルコートV塗布面は表面が滑らかになっていることが確認できます。
液剤塗布 |
---|
用意したプラスチックコンテナに、海水に近い濃度の液体(塩分約3.5%)を作りそこに浸漬させます。
塩水へ浸漬 |
---|
24時間経過(浸漬から1日目)
1日経過した状態です。左側のハネルコートVを塗布していない部分は錆が広がっていますが、塗布した面は特に変化がないことがわかります。
24時間経過 |
---|
液中で軽く板を振り塩水から取り出した状態は以下の通りです。
状態確認 |
---|
96時間経過(浸漬から4日目)
ハネルコートVを塗布していない左側は、色が濃くなりより錆が進行していますが、反面 塗布している右側は、当初の金属板の状態を保っており錆は発生していないことがわかります。
96時間経過 |
---|
※テストは短期的な耐塩水性を見るものであり疑似的に海水に近い状態を作りましたが、完全な耐海水性があるわけではなく、塩水に常時触れている状態には適しません。
この事例で使われている製品